「わたしとレリアン」ランバンコレクション日本橋三越本店 柳瀬さん
お客様から「ありがとう」と声を掛けていただくことが、日々の糧に。
ランバンコレクション日本橋三越本店 店長
柳瀬 愛理
Eri Yanase
1993年7月にレリアンに入社。 レリアン吉祥寺伊勢丹店に配属。 1999年11月に同店舗にて店長となる。吉祥寺伊勢丹店の閉店に伴い吉祥寺東急店に移り、約23年間吉祥寺の町で勤務する。 2016年10月に小田急新宿店、2018年3月にはグループ会社のランバン コレクション銀座三越店に出向。店舗勤務と同時進行で全国のランバン店舗に入店し、POSレジシステムの活用を伝える業務を担う。2020年3月、ランバンコレクション日本橋三越本店に赴任し、現在に至る。
趣味はケーキを食べることや、散歩のウォーキング、お花鑑賞。 生クリームのケーキを大きなフォークで、紅茶と楽しむのが大好きだという。コロナ禍でウォーキングを始め、現在はゆるりとした散歩程度で、綺麗な空や可愛いお花を見ることが楽しみの時間になっているそう。
ランバンコレクション日本橋三越本店にて店長を務める柳瀬さん。
お客様との思い出のエピソードや、大事にされている気持ちなどを伺いました。
入社したきっかけ
営業ウーマンに憧れて社会人としてデビューしましたが、自分には合っていないと感じ4年で退職しました。
その後、ファッションが好きという気持ちでレリアンに飛び込みました。
アパレル業界や洋裁の知識はありませんでしたが、 直感を信じました。
当時の就職情報雑誌のレリアンのページに制服のワンピース姿のスタッフ写真が掲載されていたことを、鮮明に覚えています。
入社後、あまりの仕事の厳しさと自分の未熟さに驚き、挫折しそうになったこともありました。
その当時の店長に「石の上にも三年と」励まされ、長いレリアンでの人生がスタートしました。
ランバンコレクションのココが好き!
ランバンコレクションのお洋服が大好きです。
まだランバンコレクション歴5年なのでたくさんは種類持っておりませんが、日々愛用しております。
迫力のあるスタイルに私自身上手く着こなせているか、と感じることもありますが、こだわりのバランス感やウイットに満ちた細かい装飾など、他には無い存在感が私の気分を上げてくれます。
プロフィール写真で着用している、オリーブカラーのニットとフェイクレザーを組み合わせたワンピースは今秋一番の私のお気に入りです。ウエスト位置を高めにし、きっちりと袖丈を合わせているので、ゆっくりとして楽な着心地ですが、細見え効果抜群です。
また、お気に入りのニットは、チュールに ”Lanvin Lanvin” と刺繍を施し、ブランドのアピールがポイント。シックな色だけど素敵でかわいいデザインで、 着ていると気分が良くなるアイテムです。これからもずっと好きでいられるお洋服との出会いは嬉しいものです。
|思い出のエピソード|お客様からの「ありがとう」の言葉が、人の役に立てたという実感に。
前任の店長が担当していた親子のお客様が、私が店長になった初日にご来店されました。
その日、お二人から「今日は柳瀬さんにご祝儀ね」とお言葉を掛けていただき、お買い上げくださいました。
そんなお言葉を私にかけてくださることに、只々驚き、ものすごく嬉しかったことを今でも思い出します。
「今日これからの外出に何を着ていったらいいかしら」と度々ご来店いただき、お時間のない中で私たちスタッフを頼りにしてくださっていました。
嬉しいご期待に少しプレッシャーを感じる中、スタッフと協力し合いながらお洋服を選ばせていただいていました。
退店される際に、「ありがとう」の言葉をいただくことが、この仕事で自分が人の役に立てることを実感できる瞬間です。
数年後、店長としての考え方の甘さを指摘されたことがあります。そのお叱りを受け、自分の未熟さを感じました。
言いにくいことをわざわざ言ってくださったことが、私自身の為を思ってで、誠意を込めてお手紙を書きました。
こちらのお客様とは20年以上のお付き合いとなりますが、今も時折お電話をいただきます。
「どう、元気にしている?」と私のことを気にかけてくださり、お洋服のことに限らず仕事や家族、体調のことなど様々なことをお話しています。
ひとつひとつの出来事が、わたしにとって大きな学びとなっています。これからもお客様目線でどう感じていらっしゃるのか考えながら、お付き合いを大切にしてまいります。
お客様との物語を紡いで・・・。
レリアンは55周年、ランバン コレクションは25周年を迎えました。
両ブランドでのお仕事を経験し、「両者の良い部分を互いに取り入れ合う」と上司から教えられたことを意識していますが、日々驚きや新たな発見が絶えません。
両ブランドの歴史やコンセプトが異なっていても、お店にお越しいただくお客様との関係は、レリアンもランバンも全く同じです。
お洋服は自己表現の手段であり、気分を変えることができるものであり、楽しむためのものです。
お客様にはいつも、「お洋服を好きな気持ちを大切にしてください」とお伝えしています。
お客様との物語、長い続く物語を築くことが私の仕事です。
これからもこの仕事を存分に楽しんでゆきたいと思います。